事務室の鍾声~学校事務職員の発信実践

伊藤拓也 全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連)、学校事務職員労働組合神奈川(がくろう神奈川)・川崎支部で学校事務労働運動に参加 川崎市立学校事務職員 Twitter→@it_zgrr

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お互いフラットに助け合える存在としての学校事務職員

私自身、そして所属する全学労連やがくろう神奈川は、「学校事務の共同実施」に対して強く反対している。 「学校事務の共同実施」は学校事務の合理化政策であり、将来的には各校配置という学校事務職員のあり方を転覆し、学校事務職員の人員削減・センター化…

GIGAスクール構想に振り回される現場実態:「教育データの利活用」について報告してきた話

去る3月9日、衆議院第2議員会館で行われた集会「デジタル化される医療と教育-人間の生涯管理に道を開くデジタル化」にお招きいただき、教育分野におけるデジタル化の問題についてお話をしてきた。 ご承知の方も多いと思うが、公立義務制学校においては19年1…

再び「先生方は忙しいから」について~学校における働き方改革の基本構造と職種差別

新型コロナ感染症に伴う緊急事態宣言の、首都圏における2週間の延長が決まった。私の働く神奈川県も対象だ。 しかし「緊急事態」の言葉を実感することは、めっきりなくなっているのが正直なところだ。 電車の混雑も日に日に増しているように感じる。 もちろ…

「先生方は忙しいから」という呪いの言葉

我が勤務地・神奈川県川崎市では、日教組傘下の川崎市教職員組合(川教組)が、学校現場では圧倒的多数を占める。全教系の組合は、ない。 用務員・給食調理員といった現業職には、これまた自治労川崎市職労以外の組合はない。 校長と教頭には、川管組という…