事務室の鍾声~学校事務職員の発信実践

伊藤拓也 全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連)、学校事務職員労働組合神奈川(がくろう神奈川)・川崎支部で学校事務労働運動に参加 川崎市立学校事務職員 Twitter→@it_zgrr

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

デジタル化社会における学校での生き方 ~「個別最適」と「ウェルビーイング」とは異なる価値観を~ 2021年11月26日・全学労連交流集会基調

思い返すとこの基調を書くのには、かなりの時間と労力をかけました。 今年の人事院勧告に「ウェルビーイング」の語が入ったのは、個人的にはショックでした。 1年近く前の文書ですから今から見れば修正したい点もありますが、それでもあの日の集会でとどま…

「学校における働き方改革」により事務業務そのものが増えている。なのに「事務職員も教員の負担軽減の取り組みを」と。二重の要求を行っている自覚はあるか。

8月下旬に政府各省庁の来年度概算要求が公表されました。 文科省の概算要求を見ると、教職員定数の改善においては特段見るべき点はありませんでした。 小学校35人学級化が進行中であり、文科省は次の定数改善はその効果検証を踏まえて、という考えのようです…

初めて学会というものに参加してみた話~シンポジウム「AI活用・教育データの利活用とその課題」の感想を中心に

昨日、川崎市のカルッツ川崎で開催された「日本教育工学会2022年秋季全国大会」に参加する機会に恵まれた。 会員でもなければ研究者でも教員でもない私が、なぜ突然教育工学の学会なんてものに参加したのか。 実は、川崎市教育委員会が開催地として大会の共…

経歴初期の学校事務職員にはベーシックな業務に集中できる環境を保障すべき。それが豊かな学校事務にもつながるはず。

この仕事に就いて13年目になる。 当然ながら、給与事務にせよ旅費事務にせよ文書事務にせよ財務事務(これが業務比率としては圧倒的に多い)にせよ、経験年数の浅いころに比べてスムーズにできている。はずだ。 昔はマニュアルと首っ引きでやっていた職務で…

学校の粗大ごみ廃棄事情と「先送り文化」

すっかり間が開いてしまったが。これでは発信実践の名が泣く。 どうもこのところ、文章を書くにあたっては「書くぞ」と気構えてしまう傾向が強くて、そうすると途端に億劫になってしまって書かないままになり、たいへんよくない。 昔はもっと気軽に書き散ら…