事務室の鍾声~学校事務職員の発信実践

伊藤拓也 全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連)、学校事務職員労働組合神奈川(がくろう神奈川)・川崎支部で学校事務労働運動に参加 川崎市立学校事務職員 Twitter→@it_zgrr

学校事務の標準化・平準化……って?

学校の施設設備に不具合が発見されたとき、どういう流れになるか。これ川崎の学校で言えば一概には言えない。

基本的に、まず第一報は教頭にいくのがたぶん大多数。明確にルール化されている学校もあった。

 

ただ、修繕の程度(金額)によってはどうせ支払い事務が事務職員に回ってくることになっている。業者に修繕依頼する案件なのであればそれは遠慮なくお鉢を事務室に回してほしい、というのが私の考え。

もっとも、そうは思わない人もいるしそれも人それぞれでそれでいい。ここの本論はそれじゃない。

 

私は今年度異動したのだが、学校が変われば電話設備も内線設備も校内放送設備も照明設備も、メーカーも施工者も全然違う。当たり前だけど。

学校施設設備としての標準・平準なんてないし、これから先それを構成することも無理。

そうすると事務職員としては、今ある設備に対する知識を仕入れて多少自分でいじったりして、あとは修繕が必要なときには仕入れた知識をもとに業者に少しでも状況が伝わるように練って電話するのである。

その辺、学校ごとに設備が違う。それに相応の対応が求められる。

 

「学校事務の組織化」を謳う全事研や日教組事務職員部は、自己の目標に向けたプロセスとして事務の標準化・平準化をしゃかりきに進めようとしている。

でも、私らを取り巻く環境が学校ごとに違うなかで、学校事務業務だけ標準化平準化するなんて出来るんだろうか?それは学校のためになるんだろうか?

わからない。